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じゃみらのワイン日記
静岡市から、ワインを中心とした「食」に関する情報と日々の雑感を日記形式で伝えてゆきます。
プロフィール

じゃみら

Author:じゃみら
静岡市在住。家族構成は妻と一人息子の家族3名
(趣味)
読書、釣り
(スポーツ)
テニス、スキー
(生い立ち)
★静岡県清水市に生まれる。
★小学6年春に静岡市に転校。
★高校卒業まで静岡市で過ごす。
★大学進学で東京へ。
★大学卒業とともに東京で就職。
★以後28歳まで東京で暮す。
★28歳で帰静。
★以後現在に至る。
(ハンドル・ネーム)
初代ウルトラマン「怪獣・ジャミラ」は当時の小学生の心に強い印象を刻みました。*アラビア語では「美しい」という意味があるそうですが・・・。








   

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モンマートつかもと 2009年5月ワイン会(第97回)
2009年5月30日(土)コム・デ・ポワソン(@静岡市駿河区南町)を会場に当店5月ワイン会を開催。
今回のテーマは久しぶりの「カリフォルニア特集」です。

「ワイン・メニュー」

①N.V ミッシェル・チュルジー・ブリュット・ブラン・ド・ブラン(シャンパーニュ・白)

細かな盛大な泡。香りに重層感あり。すぐに拡散せずに、香りの芯に向かって花びらが開いてゆくようなイメージ。実に気品あり、さすがグラン・クリュと思わせる。味わいはB&Bらしく、酸がクッキリとした輪郭を持つ。しかしサロンやクリュッグのような鋼の硬さは無く、今飲んで十分に楽しめる当たりのしなやかさ感じる。口中でのバランスも良く、アフターも長めで、きれいにフェード・アウトしてゆく。
要するに「メチャうま」シャンパーニュですね!抜群のCP。

②97年 カレラ・ミルズ(Mt.ハーラン・赤)

色調は濃い目のガーネット。ややこげたロースト香、ミント、スパイシー。アタックにやや甘み。アルコール感強い。いかにもNEWワールドのピノを思わせる、華やかで濃い目の果実味。やや酸が弱く、足りない。アフターは短め。グラスに30分で、香り、味わいともにドロップ。そろそろピークかも。抜栓後早めに楽しむなら文句ない出来栄えではあります。

③92年 カレラ・ミルズ(Mt.ハーラン・赤)

今回のベスト。濃い目のガーネットで、97年とほぼ同じ色調。97年と共通の香りだが、こちらはより繊細。とはいえベースの骨格は92年が数段上。アルコール感はしっかりしており、この辺りがカリ・ピノらしい所。しかしかなり良いブル・赤のイメージも合わせ持つ佳品。アタックに優しい甘み感じ、その後からのびやかな酸が広がる。アフターも上品で長い。グラスに30分でも、香り・味わいともに落ちることなく、見事に開き続けている。じゃみらが過去飲んだ2回と比べても、今回のこのボトルは美味しさが際立っている。まだ熟成するポテンシャルは十分と見ました。ブラヴォー!
(12本仕入れた最後の1本が大当たりでした♪)。

④95年 カベルネ・ソーヴィニョン・ナパ・ヴァレー・ロバート・モンダヴィ(赤)

抜栓直後はかすかにブッショネを感じましたが、時間とともにフェード・アウト。タンニンはタップリだが
やはり酸の量が不足気味。ミルク、ヴァニラ、ミントの香り。アタックに甘み。味わいの厚みは十分に感じられる。ようやく飲み頃に入りつつあるようです。

⑤80年 カベルネ・ソーヴィニョン・ナパ・ヴァレー・ロバート・モンダヴィ(赤)

オリが底から4cm!ややくすんだ、異常に濃いガーネット。色が濃すぎませんか?香りはスーボワで、ピーク・オーバー。どうやら下り坂も半ばまで来ているようです。色にだまされてデキャンタージュしましたが、クレードルでのサーヴィスが必要なガラスのワインでした。グラスに注いですぐに味わいがばらけ始め、5分でドロップ。外観と中身の乖離が激しい1本。

⑥99年 ケイマス・カベルネ・ソーヴィニョン・スペシャル・セレクション(赤)

紫がかった黒に近いガーネット。ミント、ヴァニラ、甘草、ユーカリ、オーク等の香りがカオスを形成。アタックに甘み感じる。インクや鉛筆に似た果実味の濃厚さに圧倒される。まだあまりに若く、バランスが全く取れていない。これで10年とは・・・。果実味にマスキングされていて分かりづらいが、アルコールの高さは相当なもの。改めてエチケットを見ると「アルコール分 14.4%」。カルト・ワインの資格十分なモンスター・カベルネですね。あと最低5年、出来れば10年は寝かせたい1本。
やはり順番を最後にして正解でした。
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いつもは8月恒例「オール・シャンパーニュ特集」でお世話になっている「コム・デ・ポワソン」さんに会場をお願いした今回のワイン会は、人数が6名と少なめでしたが、その分中身の濃い会となりました。
武末シェフ、西尾ソムリエ、ご参加メンバーに感謝申し上げます。
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自然派ワイン
ある会誌に掲載いただいた小文を転載しました。

そこでワインのトピックスから最近話題の「自然派」といわれる
ジャンルについてお話しして見たいと思います。
ポイントはワインの世界での「自然派」とは、ワインの原料となる
「葡萄の栽培方法の違い」であり「ワインの醸造方法の違い」では
ない、ということです。
自然派といわれる葡萄の栽培方法には下記の3つが挙げられます。

1) リュット・レゾネ(減農薬農法)
2) ビオロジック(有機農法)
3) ビオディナミ(ビオディナミ農法)

 上記の3つの農法は主にフランスで提唱されている栽培方法で
1)→3)の順で、より厳しい制約が課されています。
詳細は割愛しますが、それでは3)の最も厳格な方法で作られた
葡萄を原料にしたワインが全て美味しいかというと、残念ながら「否」
と言わざるをえません。
同じことは1)2)にも言えることで、「自然派」ワインはどの農法を採用
しているか、よりも「誰が造ったか」が重要となります。

 今は「自然派」を名乗った方が販売に有利だから、というだけの
マーケティング優先の生産者がいることも否めない事実です。
正に玉石混交なのは、どの世界でも同じでしょう。

 もちろん真っ当な「自然派」のワイン醸造家は、原料葡萄の栽培に
こだわるだけでなく、醸造方法にも細心の注意を払っていることは言うまでも
ありません。培養酵母ではなく野生酵母を使用、亜硫酸使用の制限、濾過や清澄
をしない、腐敗果の厳しい選別等の、効率化に逆行する手間とコストの
かかる醸造にチャレンジしています。

 しかし歴史を振り返ってみると、近代以前のワイン造りには、殺虫剤、
化学肥料、培養酵母、トラクター等が有るはずもなく、全て否応なく
「自然派」だった事に気付かされます。
今の「自然派」ブームは、過度にテクノロジーが進み、ほとんど化学プラント
と化したワイン造りに対する反省からの、原点回帰の動きではないかという
思いがしています。

 造り手の想いが込められた、素晴らしいワインには、飲み手を感動させる
何かが備わっています。そんなワインを探し出し、より良い状態でお客様に
提供することがワインを扱う者の努めと考えております。