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じゃみらのワイン日記
静岡市から、ワインを中心とした「食」に関する情報と日々の雑感を日記形式で伝えてゆきます。
プロフィール

じゃみら

Author:じゃみら
静岡市在住。家族構成は妻と一人息子の家族3名
(趣味)
読書、釣り
(スポーツ)
テニス、スキー
(生い立ち)
★静岡県清水市に生まれる。
★小学6年春に静岡市に転校。
★高校卒業まで静岡市で過ごす。
★大学進学で東京へ。
★大学卒業とともに東京で就職。
★以後28歳まで東京で暮す。
★28歳で帰静。
★以後現在に至る。
(ハンドル・ネーム)
初代ウルトラマン「怪獣・ジャミラ」は当時の小学生の心に強い印象を刻みました。*アラビア語では「美しい」という意味があるそうですが・・・。








   

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モンマートつかもと05年6月ワイン会 その②
その①からの続きです。

⑦88年 ボンヌ・マール・ドメーヌ・コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ
     (ブルゴーニュ・赤)

今回の目玉。予想にたがわぬ驚きの1本でした!
エッジまでしっかり色が入った濃い目のガーネット。上記④⑤⑥の色調とは全く異なる、若さすら感じさせる健全なカラー。
香りも⑥をはるかに凌駕する濃く、若さを感じさせるもの。土、オレンジ、ダージリン、獣臭。複雑で奥行きのある香りはフィネスの塊ですね。
味わいは、全体のバランスが見事に取れた丸い味わい。酸の量タップリ。タンニンの目が細かくシルキー。
今でも十分に美味しいのですが、さらなる熟成の可能性を飲み手に存分に予感させるポテンシャルの高さは「さすが!」。
グラスでワイン会の最後まで開き続けていました。
ブラヴォー!!!!

⑧ブラインド 赤ワイン

正解は「NV. キュヴェ・マルセル・ラピエール・ヴァン・ド・ターブル」
NVですが、瓶詰めは03年。有機農法でボジョレの名を、世界中のワイン・ファンに轟かせたマルセル・ラピエール氏が造る「ガメイ」の逸品。

いつものように8名の参加者に「ニューワールドかオールドワールドか」
「葡萄品種」「国名」「ヴィンテージ」「地域名」の順で答えていただきました。
今回は5項目のうちヴィンテージの回答が「02年」で1年違う以外は全て正解という方が2名も! 最近ブラインドの成績が急上昇中の「門手さん」と
、当店ワイン会に第1回からご参加いただいている「バルサミ子さん」のお二方です。パチパチパチ!

また今回初参加の「チータンさん」、ご友人の「Mさん」、遠路ご参加頂き有難うございました。ワイン歴を伺ってビックリ。さすが「沼津ワイン倶楽部」の精鋭と感服いたしました。

目玉ワインが遺憾なくその実力を発揮してくれた今回のワイン会。ご参加頂いた皆様と、ハナハナのサーヴィスの方々にお礼申し上げます。


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モンマートつかもと05年6月ワイン会 その①
05年6月25日(土)「HANA-HANA新静岡センター店」を会場に、当店6月ワイン会を開催。今回のテーマは「88年 ブルゴーニュ・赤」。
ヴォギュエのボンヌ・マールをメインに、88年4アイテムの水平を企画してみました。評価が分かれる88年・ブル赤ですが、今回も非常に興味深く、かつ楽しいワイン会となりました。

「ワイン・メニュー」
①NV. アラン・ロベール・トラディション・ブラン・ド・ブラン
    (シャンパーニュ・白)

持続性の長い細かい泡。熟成を感じさせ、ドライな印象の香り。ナッツ、アーモンドの香り。味わいも残糖を感じないドライなもの。酸の厚み十分。アフターに心地よい苦味。余韻がキレイでスッと消えてゆく。以前飲んだ3本に比べても、今回のボトルは「当り」のようでした。NVなので、デゴルジュマンの
時期が違うボトルの可能性も。

②03年 トゥーレーヌ・シュナン・ブラン・ヴィニフェラ・アンリ・
     マリオネ(ロワール・白)

台木を使わない葡萄から造られた珍しい白。
アタックにやや甘みを感じる。残糖をイメージ。やや低めの温度でサーヴィスしましたが、香り、味わいともに温度が上がった方が本領を発揮。
ボルドー・ブラン(ACボルドー・クラス)に共通する香り(ミュスカデル
的な香り)を感じる。グラスに60分で、隠れていたスモーキーで上品なタル
が全開。まるでムルソーの様。


③01年 オークセイ・デュレス・ドメーヌ・マクマホン
     (ブルゴーニュ・白)

アタックにかすかな甘み。ミネラリーでややトロピカルな香り。タル香も。
今が飲み頃かも。

④88年 ペルナン・ベルジュレス・クロ・ド・ラ・クロワ・ド・ピエール
     ルイ・ジャド(ブルゴーニュ・赤)

デキャンタージュの最中から素晴らしい香りが。エッジが透明。キレイなグラデーションのガーネット。オレンジなどの熟成香が素晴らしい!
ところが味わいはアタックに甘みは感じるものの、酸が落ちていてタンニンも厳しい。アフターは短め。これだけ香りと味わいがかけ離れた印象の赤ワインも珍しい。香りはグラスで10分は持続していました。

⑤88年 ジュブレ・シャンベルタン・レ・カズティエ・ルイ・ジャド
     (ブルゴーニュ・赤)

エッジまで色が入ったやや濃い目のガーネット。これもフィネスを感じる熟成香がGOOD。うまく熟成したタンニン、酸のバランスが取れた佳品。ただ全体のパワーは明らかに下り坂。もう少し早く飲むべき1本。

⑥88年 クロ・ド・ラ・ロシュ・ジョセフ・ドルーアン
     (ブルゴーニュ・赤)

エッジまで色が入った輝きのあるガーネット。オレンジ、湿った土等をイメージさせる「アーシー」な香り。香りの質。ヴォリュームともに上々。酸の量も十分でうまく熟成している。グラスに30分で香り、味わいともにドロップ。
今飲むならコレ。ピークか、それをやや過ぎたあたりにいるようでした。

その②に続く


遠足・・・♪
05年6月19日(日)は息子の通う幼稚園の「家族遠足」。
「父の日」に合わせて、お父さんと子供が一緒に、近くの「谷津山」に登り、
目的地の「護国神社」で、お昼のお弁当を用意したお母さんと合流するというもの。

登山道の途中には園の先生達が待っていて、色々な遊びのチェック・ポイント
を設定。9:30に園を出発してゴールしたのは10:50。
今回のコースは、さらに長い「長沼」までのコース(全行程約2時間)を息子と、今までに8回は縦走しているいわばホーム・コース。
良く知っているルートのせいか、お調子者の息子は前半の飛ばし過ぎがたたって、最後の下りで「だっこ!」。
滑りやすい下りを「石のお地蔵さん」を抱いて汗だくでゴール。

心配した空模様も曇天ながら、11:00頃から薄日もさす、まずまずの按配。昼食後、神社の芝生広場で家族レクリエーションを楽しんで解散となりました。外で食べる「おにぎり」の美味さを改めて実感!

小学校から帰ると、家にランドセルを放り投げ、神社の境内で夕方まで真っ黒になって近所の子供達と遊んだ少年時代を、懐かしく思い出した1日となりました。


ジャンティ・マジック
05年6月17日(金)静岡市葵区両替町のレストラン「ジャンティ」で興味
深いテースティングを体験。
ジャンティのメートル・ド・テ、久保田さんの提案で、保管条件の異なる同じワインを、1ヵ月後に比較してみたのですが、結果は驚くべきものでした。
テスターは久保田さん、同店ソムリエールの中川さん、店主の3名(女性2名、男性1名)。

「比較対照ワイン」
赤ワイン・・・①03年 ピノ・ノワール・V・V・VDPフランシュ・
            コンテ・ドメーヌ・ギヨーム 750ml

白ワイン・・・②03年 シャルドネ・V・V・VDPフランシュ・コンテ
            ドメーヌ・ギヨーム 750ml

「保管条件」
A①②・・・当店店内のラック 
B①②・・・ジャンティ3Fのワイン・セラー内

「保管期間」
05年5月11日~6月17日までの37日間

「結果」
B①の方がA①に比べ、香りの開きが良く、酸もよりまろやか。アタックの甘みもより強く感じる。色調も②の方がクリアでテリが強い。
B②もA②に比べ、香りのヴォリュームが豊かで、構成要素が整っている。
酸も角が取れたまろやかさを感じる。

ジャンティのセラーは同じワインをより早く、かつ効果的に調整してくれるようです。
その仕掛けについてはオフ・レコなので、興味のある方は直接久保田さんにお問い合わせ下さい。キーワードは「活性化」ということでした。
ワインの熟成については、まだまだ未解明の部分が多いことを改めて実感。
久保田さん、中川さんに感謝致します。
マダム・ビーズ・ルロワの例を持ち出すまでもなく「ワインと女性」の関係についても考えさせられました。


「たこ八」でおでん。
6月13日(月)夕刻に当店を来訪の、旧知のワイン・インポーター・Nさんと、商談後、夜の両替町に出撃。
「静岡おでん」はまだ1回しか試していないと言うので「青葉横丁」の「たこ八」へ。
(「青葉横丁」は静岡にある3つの「おでん街」の一つで、「たこ八」はその中でも老舗の有名店。「おかあさん」と呼ばれるおばちゃんの人柄で人気です)。

月曜日のせいか、先客は二組・5人のみで、直ぐに座れてラッキー。いつもは満杯で入れないことも。
「おでん」と言えばやはりビール! 味の良くしみこんだ「くろはん」「牛すじ」「たまご」「じゃがいも」「ちくわ」「ボール」「糸こん」等。
それに目の前で揚げてくれるアツアツのフライ達「玉ねぎ」「ししとう」「くろはん」「なす」。塩が美味しい「ねぎまのやきとり」等々、いつものコースを瞬く間に3本のビールと一緒に平らげてしまいました。

人心地ついて、次の「ちゃっきり横丁」の「BUONO BOUNO」へ移動。こちらも先客はなし。「月曜日はこんなもんですヨー」というオーナー・坊野さんの言で、閑散とした夜の両替町界隈のたたずまいに納得。
イモ焼酎のオン・ザ・ロック片手に「ビル・エヴァンス」のピアノ、「ポール・モティアン」のドラム、「スコット・ラファロ」のベース、というゴールデン・トリオの名演にしばし沈黙・・・。
ガラス戸を全て取り払ったオープン・エアの「夏バージョン」のカウンターに、心地良い時間が流れてゆきました。


05年闇鍋ワイン会 その⑤
その④からの続きです。

23.86年 マンズ・カベルネ・ソーヴィニョン(国産・赤)

オレンジがかった明るいガーネット。酸化は進んでいるがまだ何とか飲める状態。ボディの残り具合から見て輸入のバルク・ワインが結構入っているのかも。
キーワード:「あすなろ物語・ワイン編」

24.75年 シャトー・リウネ・オー・メドック・クリュ・ブルジョワ(ボルドー・赤)

きれいな熟成を遂げた佳品。濃い目のガーネット。アタックにかすかな甘み感じ、いかにもボルドーの古酒という趣のある味わい。但し寿命は最初の「5分間」のみ。5分で香り、味わいともに急速に色あせてゆく。
以前に飲んだボトルの方が、最初の甘みのふくらみ具合が良かったようです。
キーワード:「腐っても、ボルドー」

25.70年 クレーム・ド・山梨・マンズワイン(日本・白・甘口)

特別限定醸造のフォーティファイド・ワイン(酒精強化ワイン)。灰色がかった琥珀色。カラメル、クリーム・ブリュレの香り。旨み十分。 アルコール
17%。濃い甘み。アフターに苦味がしっかり残る。
年代からみて「アンチ・アイス」の可能性も。この辺のドキドキ感も闇鍋の醍醐味ではないでしょうか?(え、違うって?)。
キーワード:「凍結無用!・冬の北海道でも安心です」

26.97年 シャブリ・プルミエ・クリュ・ヴァイヨン・マグナム・ドメーヌ・コレ(ブルゴーニュ・白)

以上で闇鍋25アイテムは全て終了。ここからは「表」のワインです。このマグナムは「シェフさん」ご提供の、疲れ切った舌に優しい「レスキュー・ワイン」(地獄で仏とはこのこと。ありがたや)。
輝きのある濃い目のイエロー。ミネラル、旨み十分。心地よい酸が広がる。まだまだ熟成の途上。やはりマグナムのタイム・スケールは長いなぁー。

27.NV マディラ・セルシアル・バーベイト 10年(ポルトガル・マディラ・白)

最後を締めくくるのは、今回の実行委員長「酔狂さん」ご提供の1本。
もちろん「表」なのですが、今回あまりに「闇パワー」の強いワインばかりだったためか「ごくフツーのワイン」に感じられたのは私だけでしょうか?。かなり味覚に変調を来たしているようです。そういえば、何となく舌が痺れてきたりして・・・。

貴重な機会を与えて頂いた「さすらいさん」「酔狂さん」、ご参加の皆様に
感謝致します。
「闇鍋ワイン」恐るべしですね。


05年闇鍋ワイン会 その④
その③からの続きです。

⑯90年 エルミタ・デスピレス・ペネデス(スペイン・白)

真打登場!今回の「闇鍋大賞」に輝く強烈な1本(会終了時の投票でブッチギりの1位)。
15名の参加者がそれぞれのグラスに注いだ後も、750mlのボトルに半分以上残っていたという、人気の無さからもそのパワーの凄みが伺えると言うもの(^^;)。とにかく産膜臭がきついのなんの。味わいは「苦い水」が一番近い表現か。ボトル全体に粒子の粗い「オリ」状の浮遊物が拡散。光源にかざすとまるで万華鏡のようにキラキラ輝いて、女性陣の評価が高かった(高い?)強者。
キーワード:勇者「エル・シド」(死してなお強し)

⑰88年 ブラックバード・ベライヒ・ニアシュタイン・Qba(ドイツ・白)

アルコール10%。トップにくるのは、なぜか「焼きイモ」の香り。遊離した感じを抱かせる「甘い」系統の香り。
これは、かなり添加されたであろう「ジュース・レゼルヴ」が酸化熟成したものに由来するのでしょうか?腰の抜けた、薄い甘み。
キーワード:「バイ、バイ、ブラックバード♪」(キース・ジャレット。懐かしい・・・)

⑱84年 トロールマンヒェン・ブルグイライヤー・ヴァイングート・ジョゼフ・ホーファーシュロスシューレ(ドイツ・ナーエ・白)

稲葉輸入。セパージュは「ミュラー・トゥルーガウ」「モリオ・ムスカート」。
輝きのあるゴールド。うまく熟成を遂げた、穏やかな果実香。甘みがきれい。アフターに渋み残る。ピークは過ぎているが、まだOK。
キーワード:「ワイン・スキャンダル発覚の1年前」(当時は大変でした)


⑲76年 シュタインンヴァイラー・クロスターリプフラウエンベルト・カビネット(ドイツ・白)

ピーロート輸入。セパージュは「ミュラー・トゥルーガウ」。アルコール10%。ほとんど紹興酒状態。酸がドロップ。アフターに苦味とエグミ。薄っぺらい甘さが残る。
キーワード:「バック・ラベルで納得」

⑳85年 ムルソー・ポチネー・アンポー(ブルゴーニュ・白)

明るいイエロー。タル香とやや老ねた香り。タルの不衛生に由来の「バクテリア汚染」の香りか。薄く、軽く、バランスの良くない味わい。別ボトルも試しましたが、こちら方がやや良好でした。
キーワード:「ボチボチでんなぁー」

21.88年 ボジュレ・ヴィラージュ・J・モロー(ボジョレ・赤)

きれいなガーネット。トップにストロベリーの香り。酸がまだ残っている。アタックに感じた甘みが時間とともに、どんどん薄れてゆき、3分後には「サラサラの液体」に変化。マジックを見ているよう。
キーワード:「玉手箱を開けたなぁ~!」

22.NV メルシャン・シルバー・プルミエ・グラン・クリュ(日本・赤)

製造元:「山楽オーシャン」。何しろ「プルミエ・グラン・クリュ」ですからねぇ。当時はSOPEXA(フランス食品振興会)はもちろん無いし、おおらかな時代でした。「赤玉ポートワイン」もスゴイですけど。
きれいなガーネット。ムレた香り。酸化が思い切り進んでいる。
キーワード:「昔の名前で出ています」

その⑤に続く。


05年闇鍋ワイン会 その③
その②からの続きです。

⑨90年 バンドール・ロゼ・ドメーヌ・デ・エルミタージュ(プロヴァンス・ロゼ)

サントリー輸入。アルコール12.5%。淡いサーモン・ピンク。グルナッシュの香りが印象的。酸化が進み、酸味がかなり落ちている。アフターに苦味。「薄い」味わい。まだ飲めるが明らかにピーク・オーバー。
「キーワード:太陽がいっぱい、だったかも?」(主演:リンゴ・サン・ドロン)

⑩87年 シャブリ・モロー(ブルゴーニュ・白)

コレを飲んで、久しぶりに生き返った心地がしたものです。酸化熟成したノワゼット香。こちらは酸がまだ残っていてOK。きれいに枯れた味わい。うまいでないの! 普段ならスルーしてしまうワインでも、これだけ強烈なやつを立て続けに味わった後だと「美味しく(!)」感じられてしまう、というアブナイ感じが、ス・テ・キ。
「キーワード:LES FEUILLES MORTES(枯葉)」(唄:イベット・ジロー)

⑪79年 サン・トーバン・プルミエ・クリュ・レ・シャルモ・ドメーヌ・デュ・ピモン(ブルゴーニュ・白)

やや濃い目のイエロー。ふくらみのあるタル香と熟成した果実香が心地よい。酸化熟成は進んでいるが、まだまだ美味しくいただけます。ピークをすでに折り返し、なだらかな下り坂の途中。これは「闇」ではなく「表」で十分に通用するワインですね。
老境に入った「ヘンリー・フォンダ」がスクリーンの中で見つめていた、夕映えに輝く湖面のような色調が、心を和ませてくれる「癒し系」の1本。
「キーワード:黄昏(原題:ON GOLDEN POND)」

⑫90年 マコン・ウシジィ・カーヴ・フォーション(ブルゴーニュ・白)

淡いブランデーのような、ややくすんだ灰色がかった色調(にごり有り)。「フォーション」のハウス・ブランドなので「ダージリン」の香りを探すも皆無。思い切り鼻腔を直撃する産膜臭。味わいも酸っぱく、完璧に劣化。
「キーワード:70年後のパリの花売り娘」

⑬92年 コート・デュ・ボーヌ・レ・モン・バトー(ブルゴーニュ・白)

灰色がかった淡い琥珀色。褐変したリンゴの香り。見事に(?)熱劣化した白。ムレた香りと味わい。アルコールが遊離して感じられる。
「キーワード:なんまんだぶ、なんまんだぶ、合掌」

⑭NV ヴァン・ド・ターブル・221 BIN・ベーカー・ストリート・ロンドン(フランス・VDT・白)

ロンドン・ベーカー・ストリートのシャーロック・ホームズ記念館でスーヴェニールとして購入後、ハンドキャリーで極東の地に移動。以後物入れの奥で静かに(当然、常温で)この日を待っていた、フランス産テーブル・ワイン。
エチケットにプリントされたホームズのパイプを銜えた横顔がいい感じです。「シャーロキアン」なら泣いて喜ぶ逸品。
きれいに酸化熟成した、穏やかな味わい。セパージュは「ユニ・ブラン」「コロンバール」あたりの混醸でしょうか・・・。
キーワード:「いささか保存に問題は見られるが、まだその本質は失われていないようだね、ワトソン君?」。

⑮86年 ベリンジャー・ドライ・フレンチ・コロンバール・ナパ・ヴァレー(カリフォルニア・白)

ブッショネの香り。酸がドロップ。アルコールはしっかり。アフターに苦味。粗い味わい。
「キーワード:怒りの葡萄 By スタイン・べック」

その④に続く



05年闇鍋ワイン会 その②
その①からの続きです。

⑤80年 甲州古酒・2000年記念ワイン(日本・白)

まるき葡萄酒㈱・醸造。80年ヴィンテージを20年貯蔵して2000年にボトリング。輝きのあるグリーンがかった濃い目のイエロー。香りの立ちが弱い。かすかに「甲州」の香り。味わいは正に「甲州」そのもの。膨らみのあるやや辛口。白桃、八角の香り。残念ながら酸が不足。ピークはすでにオーバー。
「キーワード:遅すぎた春」

⑥85年 セミヨン・ポレール(日本・白)

サッポロワイン・醸造。きれいな淡いイエロー。こもった古雑巾の香り。酸がドロップ。味わいも構成要素が抜け落ちた平板なもの。アフターに苦味残る。
「キーワード:君の名は???」

⑦76年 シャトー・リオン・シャルドネ・房より(日本・白)

サントリー・醸造。かなり酸化が進行。まるでキャラメルのような香り。焦げ臭も。アフターに渋み。酸はまだ残っている。
「キーワード:思えば遠くへ来たもんだ」

⑧NV ソーヴィニョン・ブラン・ポレール(日本・白)

琥珀色に近い濃い色調。強烈な産膜臭(シェリー香)。アフターに渋みと苦味。リンゴ酸のみ。 国産「ヴァン・ジョーヌ」か?。
「キーワード:陽のあたりすぎた坂道」

その③に続く


05年闇鍋ワイン会 その①
05年6月1日(水)「ヴェルジュ」@沼津で開催された「第2回 闇鍋ワイン会」に参加。
この会は「沼津ワイン倶楽部」会長の「さすらいさん」と「闇鍋ワイン会実行委員長」の「酔狂さん」が中心となって、長期間セラー、押入れ、酒販店の片隅などに忘れられいた「未だ成仏できずにいるワイン達」に引導を渡そうという篤志により開催される「ありがたい」ワイン会です。

店主は今回が初めての参加。15名のメンバー(闇鍋ファイター)は会費と闇鍋ワイン1本を持って集合。いよいよ地獄の釜のふたが開かれました。

「ワイン・メニュー」

①89年 モスカート・ダスティ・ベルサーノ(イタリア・微発泡・白)

メルシャン輸入。アルコール5.5%。抜栓時に「シュッ」と言う音。何とグラスに注ぐと、大ぶりながらまだ泡が・・・!!
(さすがに60秒程で消えてしまいますが)。酸は落ちかけですが、何とか味わいのバランス取れていて、炭酸ガスの酸化防止剤としての効果を再認識させられました。但しその効果も香りには及ばなかったようで「モスカート」の香りは見事に(?)欠落していました。モスカートの香りが無い、モスカート・ダスティは初体験。やや甘口ですが、枯れた甘さとでも言うべき微妙な味わいが印象的。「闇ワイン」にするには惜しい佳品。

ところがこのワインは2時間30分後に驚くべき変貌を遂げ、参加メンバーからの「マクドナルドのニオイ」という表現がピッタリの「キュウリのピクルス(マック・バーガーのミートパテの上に載っているアレ)」の香りが全開。「モスカートの熟成=ピクルス」
という新たな発見(!?)もあり、最後まで楽しませてくれました。
「キーワード:ローマの長すぎた休日」

②NV マウイ・ブラン・テディスキィ・ヴィンヤード(ハワイ・マウイ島・白)

「パイナップル・ワイン」です。バックラベルには「あの高見山関の生まれ故郷、ハワイ・マウイ島で造られた・・・」。まさにタイム・カプセルですねぇ~。現役時代の怒涛の突っ張りとぶちかましはすっかり影を潜め、山形の銘酒「樽平」をさらに古酒にした様な枯れた(老ねた)味わい。酸化が相当進んでいて、灰色ががかった褐色。かすかな甘み。アフターにほんのわずかに「パイナップル」らしきフレーバーが・・・。
「キーワード:丸八!(分っかるかなぁ~)」

③82年 マンズ・スペシャル・ロゼ・特別限定醸造(日本・ロゼ)

マンズ・ワイン・醸造。セパージュは「善光寺」と「マスカット・ベリーA」。レンガ色。酸化したリンゴ果汁の香り、焦がしたカラメル、カルヴァドスの香りも。古いタンスを開けた時の様な香り。エグミのある酸っぱい味わい。
「キーワード:ニッコリ笑った梅干婆ちゃん」

④83年 KATUNUMA WINE(日本・白)

㈱シャトー・カツヌマ・醸造。きれいに酸化した香りと味わいに驚く。アフターに苦味と渋み。ブラインドならライトタイプのシェリー・フィノと答えそう。まだ十分に飲める。産膜臭が苦にならない。メリハリの利いたアフター。
「キーワード:映画「海猿」の源教官(藤 竜也)」

その②に続く